本
PARTY川村さんのディレクションのもと、寺島さん、坪田さんと3人でデザインしています。自分は文章をいくつか書いたり、DVD内コンテンツのデザインもしています。
今なお番組として続くテクネですが、1年目の制作に携わっていた頃から、テクネは本としてまとまれば素晴らしいものになるのでは…という個人的な期待がありました。実際に映像までついた形で書籍化され、個人的には嬉しい限りです。映像ってなんでもアリですが、技法で体系立てて説明された情報って中々無い気がします。
ちなみに紙媒体を直接つくるのはggg Booksに続き2度目で、今年は自分にとって紙元年でした。(高校の頃にフリーペーパーを作ったりはしたけど…。)紙の種類、印刷手法、インク、出力元データの掛けあわせで深まる世界を垣間見ることができ、楽しい経験となりました。当たり前ながらピクセルベースでなく、ディスプレイよりもずっと解像度が高いのも面白いです。
あと紙出身の人が当然のようにしている、常に紙に出力して、赤を入れつつ紙上で確認する癖は見習いたいと思いました。たとえ最終的な出力先がスクリーンであっても、デザイン要素は一度画面の外に出して考えると、頭の違う部分を使って反芻できそうです。